シビレのお悩みについて
こんにちは、レリーフ整骨院の佐々木です。
突然ですが『痺れ』の症状に悩まされている方はいませんか?
今回は当院に来院される患者様の中でも、比較的多い上肢・下肢の痺れについてお話します。
手指
手指の痺れなら、手根管症候群や肘部管症候群などを疑います。
【手根管症候群】、人差し指と中指、親指に痺れや痛みが起こる事が多いです。症状は朝、目を覚ました時に強く、ひどくなると睡眠中に痺れや痛みで目が覚めてしまいます。中年の女性に多く発症します。手や指を動かすと痺れが和らぐのも特徴の一つです。
【肘部管症候群】、初期では小指と薬指に痺れ感が起こります。進行すると手の筋肉がやせてきたり、知覚障害や指がまっすぐに伸びなくなってきたりする場合があります。筋力が低下すると、手指に力が入らなくなってきます。
上肢
代表的なものとして【胸郭出口症候群】というものがあり、鎖骨周辺の神経や血管が圧迫されて起こる疾患です。
手指や腕の痺れ、熱感・冷感、脱力感で始まり、徐々に首や肩、肩甲部のうずくような痛みが現れてきます。
首が長く、なで肩の女性に多く、20代にピークがあります。
腕を走っている大きな神経のひとつに撓骨神経があり、これが圧迫されると【撓骨神経麻痺】が起こります。
手指や手首が伸ばしにくくなり、親指と人差し指の間にある水かき部が痺れたり、感覚が鈍くなったりします。
下肢
腰痛とともに、主にどちらか一方の臀部から脚の裏にかけての痺れや痛みがあれば【腰椎椎間板ヘルニア】。
足の冷感や痺れ、間欠性跛行(歩くと痛み、しばらく休むと痛みがなくなる)がみられるなら【脊柱管狭窄症】や【閉塞性動脈硬化症】などが疑われます。
閉塞性動脈硬化症のある人は、下肢の動脈だけでなく、冠動脈や脳血管など全身の血管にも動脈硬化を起こしていることが少なくありません。近年、食生活やライフスタイルの欧米化によって急速に増えています。
痺れの症状は痛みの症状より治療が長引く傾向にあります。
少しでも気になる『痺れ』がある方は早めの受診をお勧めます。