交通事故増えていますね
こんばんは、レリーフ整骨院の佐々木です。
お盆休みで青森に帰省途中に交通事故をよくみかけました。
知人からの交通事故の相談を受ける機会が増えてきたので、今回は交通事故の後遺症について簡単に説明します。
交通事故の後遺症として高い確率で発生する代表的な症状がむちうち症で、正式な傷病名は一般的に頚部外傷性症候群といいます。
交通事故による大きな衝撃を受けたことで起こる原因不明の不定愁訴の症状をまとめて呼んでいます。
具体的にどのような症状がみられるのかというと、首を曲げたり回したりすると痛い、動かさなくても重い痛みがあるといった肩こり・首や肩の痛みがあります。
この症状は70~80%を占めると言われている頸椎捻挫で起こるものです。
首を通っている交感神経がダメージを受けたことで起きるバレリュー症候群も症状のひとつで、めまいや耳鳴りが起こります。
ずっと頭が重い、疲れた時に頭が痛む、気候や気圧の変動によって頭が痛む、頭の片側だけが脈拍に合わせて痛むといった様々な症状を引き起こす頭痛も症状のひとつです。
こうした頭痛は、頸椎捻挫・バレリュー症候群・神経根症状で起こる可能性があります。
その他には、頸椎の神経が圧迫されたり脳の血行が悪くなったりすることで起こる症状として、顔が痛い・表情が動かしにくいというのがあります。
また、お腹が空いているはずなのに食欲が出ない、胃がムカムカする、食後に胃がもたれる、吐き気がするなどといった食欲不振や消化不良も起こることがあるのです。
神経根が傷つくことで手足がだるい、手足がしびれるといった症状が起こりますが、すべてに症状が起こるのではなく、右手だけ、左足だけといった一部だけに見られます。
それから脊髄症状型になると、しびれだけではなくて歩行障害に至ることもあって、治療に時間のかかることも少なくないのです。
こうした症状はあくまで代表的なもので、これ以外にもむちうちには様々な症状が現れるのです。
治療法としてまず大切なことは、安静にする・患部を冷やすといった2つで、冷やすことにより早く炎症が治まります。
ただ、シップ薬には炎症を抑える成分が入っていますが、患部を冷やしているわけではないので、氷や保冷剤を使用してきちんと冷やすようにすることが大事です。
炎症が治まったら首を安静にしていたことで筋肉や靱帯の柔軟性が失われてしまったり、自由に動かなくなったりしているので、それを元通りにするために温熱療法やマッサージなどを行います。
しかし、一般的にレントゲンやMRIで異常が発見できないことから、整形外科などでは親身に治療をしてくれることは少ないです。
その為、捻挫の治療を得意とする整骨院で治療することも考えてみると良いです。
また、衝撃を受けたのが首だからといって首だけを治療すれば良いというわけでもなく、傷を受ければ患部をかばおうとして他の部分の筋肉や靱帯に負担がかかっていることも考えられます。
その為、全身のバランスを見ながら治療をする必要もあるので、その点を考慮しても整骨院で治療するのがおすすめです。
医療機関を受診して診断書を発行してもらうと、整骨院でも交通事故治療を自動車損害賠償責任保険扱いで治療が受けられます。
治療費を心配することなく治療ができるので、整骨院での治療を併用し、症状を残さないようにすることも大変重要になります。